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一部地域におけるお荷物のお届け遅延について

こんにちは。AQROSスタッフの花木です。私はパラオで15年以上、ダイビングガイドとして現地の海を潜り続けてきました。これまで数えきれないほどのダイバーをご案内してきましたが、やはりこの海ほど人を魅了する場所はありません。

再び日本から直行便で!

“南の楽園”パラオがもっと身近に

2025年10月29日、ユナイテッド航空が日本(成田)とパラオを結ぶ直行便を新規就航します。往路は水曜・土曜の17:55成田発―22:50パラオ着、復路は木曜・日曜の11:25パラオ発―16:00成田着。片道わずか5時間足らずで、グアムでの面倒な乗り継ぎもなく身体への負担が少ないスケジュールです。

“遠い南の島”と思われていたパラオが、まるで沖縄や奄美に行くような感覚で訪れられるようになります。週末を絡めた5〜6日間のツアーも組みやすく、「海外で潜る」ことがもっと現実的になりました。

世界が注目する、“行くべき海”

パラオは今、世界中のダイバーや旅行者から改めて注目を集めています。アメリカの旅行誌「コンデ・ナスト・トラベラー」では、「2025年に訪れるべき25のベストプレイス」にも選出されました。

日本からまっすぐ南に3000キロ、そこにパラオはあるんです。世界遺産にも登録されているロックアイランドには、空から見ると感動するほど美しい“セブンティアイランド”が連なっています。(帰国便は日中なので、空の上から見れますよ)

パラオが“ダイバーズパラダイス”と呼ばれる理由

透明度30メートルを超える海。そこに生息する魚の数は数え切れません。潮の流れが生む生命の循環、ドロップオフに沿って広がる圧倒的なスケール感――。

なかでも私が一番好きなのが、ブルーコーナーです。潮の干満によって生じる湧昇流とがリーフにぶつかり、栄養豊富なプランクトンを運んできます。その流れに乗って、ギンガメアジ、バラクーダ、サメ、ナポレオンフィッシュ…。どこを向いても魚・魚・魚。潜っていて思わず息をのむ瞬間が、何度も訪れます。

「This is Diving」――体で感じる海の力

ブルーコーナーは、ただ魚を見るためのポイントではありません。“潮を感じる”場所です。リーフにフックを掛け、少しだけBCDに浮力を足して流れに体を預ける。自分が海の一部になったような感覚――その瞬間、ダイバーたちは皆、同じ笑顔になります。

「ブルーコーナーは、自然と自分が繋がる場所。潮の力を“体で感じる”特別なポイントなんです。」

初心者の方も、経験を積んだ方も、きっと一度でこの海の虜になるはずです。

ダイブ後はもうひとつのパラオへ

水中の興奮が落ち着いたら、陸のパラオも存分に楽しんでほしいと思います。干潮時しか現れない幻のビーチ「ロングビーチ」や、“サンゴの美容パック”として知られるミルキーウェイの海泥。どちらもパラオを象徴するスポットです。

また、地元のレストランでは近海マグロやシャコガイのお刺身、名物マングローブガニなど、新鮮な海の幸を堪能できます。夜風に吹かれながら、ログブックを開いて語り合う時間も格別です。

最後に――

私はこれまで何千回とパラオの海を潜ってきましたが、そのたびに「まだ知らない顔」が見えてきます。同じポイントでも、潮が変われば景色も変わる。自然が生きている海――それがパラオです。

直行便が就航するこのタイミングは、まさに“新しいパラオ”を感じる絶好のチャンス。ダイバーにとっても、旅好きの方にとっても、今年の秋は忘れられない季節になると思います。

次回予告:「パラオを潜るなら、これを持っていけ!」

次回は、私・花木が現地での経験をもとに、パラオダイビングに欠かせないアイテムを紹介します。流れの中でも安定して潜るためのカレントフックや、安全に欠かせないシグナルフロートなど、“現場で本当に役立つ道具”だけを厳選してお届けします。

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